ブログ

熔解窯 火止め・壺入れ替え作業風景①

熔解窯は約3ヵ月に1度、火を止め、中に入っている壺の入れ替え作業を行います。
普段なかなか見ることができない 火止めと壺の入れ替え作業を2回に分けてご紹介致します。
今回は、火止めと古くなった壺を取り出すまでの作業です。

 

blog_sonota_hidome1_1 blog_sonota_hidome1_2
壺に入っているガラスを取り出していきます。

 

blog_sonota_hidome1_3 blog_sonota_hidome1_4
窯の耐火煉瓦を崩していきます。
普段は見えませんが、窯の中はこんなに真っ赤!
※通常は火を止めてから煉瓦を崩していきますので、真っ赤な状態は見れません。
 今回は撮影用に火を入れたまま、煉瓦を崩してます。

急激な温度変化は窯によくないため、まずは上部分を崩し、窯が冷めるまで数日待ちます。

 

blog_sonota_hidome1_5 blog_sonota_hidome1_6

窯が冷めたら、下部分の煉瓦も崩します。
これで壺を取り出す準備完了!

 

blog_sonota_hidome1_7 blog_sonota_hidome1_9

壺を取り出していきます。
1つ1つが非常に重たいので、テコの原理を使って動かします。

 

blog_sonota_hidome1_10

全部取り出したら、窯の中をきれいにして、新しい壺を入れる準備をします。

・・・今回はここで紹介終了です!
次回、新しい壺の設置と火入れの作業を紹介します♪

 

◇◆◇◆◇ 薩摩びーどろ工芸 火止めプチ情報 ◇◆◇◆◇

カットすると、どうしても砂状になったガラスが出ます。(写真 左)
環境の問題もあり、そのままごみとして捨てることができないため、
当社では再度溶かしガラスにしてから廃棄しています。(写真 右)
いろいろな鉱物等が混ざっているため、溶かすと壺がだめになってしまうので、
この壺替えの時に行っています。

blog_sonota_hidome1_puchi1 blog_sonota_hidome1_puchi3 blog_sonota_hidome1_puchi4

 

関連記事

ページ上部へ戻る