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熔解窯 火止め・壺入れ替え作業風景②

前回に引き続き、熔解窯の火止め・壺入れ替え作業風景をご紹介致します。
今回は、新しい壺を設置と火入れの作業です。

 

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取り出した時と同じようにテコの原理を利用して、新しい壺を窯の中へ入れていきます。

 

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壺の手前、壺と壺の間に耐火煉瓦を敷き詰めていきます。
細かい隙間には、砕いた耐火煉瓦を詰めて、できるだけ隙間をなくしてきます。

 

 

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煉瓦と煉瓦の間の隙間は、窯の温度に影響するため、耐火材(燃えない紙粘土のようなもの)を使って埋めます。
見落としのないよう地道に作業していきます。

 

 

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次は、先ほど耐火材で埋めたところも含め、全体にモルタルを塗っていきます。
壺と煉瓦の隙間や窯と煉瓦の隙間など、見落としのないよう、また地道に作業していきます。

 

 

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モルタルを塗り終わったら、手前にさらに耐火煉瓦を積み、固定していきます。

 

 

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蓋がきちんと置けるよう、先ほど積んだ煉瓦の上にまた煉瓦を乗せ、高さ調整します。
壺に蓋をした後、保温のためセラミック綿で覆い、壺替え作業終了!

 

 

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パイロットバーナーに火をつけて、窯の中に火を入れます!
一気に窯の温度を上げてしまうと、温度変化で壺が割れてしまうので、少しずつ温度を上げていき、
通常使用しているメインバーナーに切り替えます。
ここで温度調整に失敗してしまうと、これまでにやってきた作業すべてやり直し・・・
になってしまうので、火入れは非常に緊張する瞬間です。

以上で、火止め・壺入れ替えの作業終了です!
熔解窯を持っているガラス工房ならではの作業風景を、2回にわたってご紹介致しました。
当社の工房は自由に見学できますので、是非見学にお越しください♪

 

◇◆◇◆◇ 薩摩びーどろ工芸 火止めプチ情報① ◇◆◇◆◇

壺替えの際、作業中に細かなごみが壺に入ってしまいます。
掃除機等を使って掃除しますが、取りきれないごみがあると、ガラスの質に影響します!
そのため、当社では新しいガラスを溶かす前に、少量のガラスを溶かし、中の汚れを吸着させることで
壺の中をきれいにしています。

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◇◆◇◆◇ 薩摩びーどろ工芸 火止めプチ情報② ◇◆◇◆◇

交換した後の古い壺、実は・・・
工房 駐車場の中央 庭のオブジェになっています!
間近に壺を見られるので、お越しの際は是非チェックしてみてください♪

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