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2.192018
町村会記念品 製作!(前編)
毎年、鹿児島県の町村会の記念品を製作させていただいております。
今年も町村会の記念品として、花器を製作させていただくことになりました。
8種類くらい試作品を製作し、決まったデザインです♪
デザインのポイントは、
・金箔、銀箔の”割れ”具合
・窪ませつつ、キレイな形
です。
そこに注目しながら、製作風景を見ていきましょう♪
工程が少し長いので、2回に分けてご紹介します!
金箔と銀箔をすぐ貼り付けられるように、事前に準備しておきます。
折れ曲がったり、破れたりしないよう、ピンセットで慎重につまんで準備します。
(写真では分かりづらいですが、風で飛ばないように周りを囲っています。)
吹き竿に少量の透明のガラスを巻き取り、少しだけ空気を入れておきます。
ガラスの巻く量が多くなると、後で膨らますことが難しくなるため最初に少し空気を入れ、上から青色のガラスを巻いていきます。
道具を使って加工する際、色ガラスは透明のガラスより滑りが悪いため、最初に透明のガラスを巻いておくと口の加工がしやすくなります!
最初に準備しておいた 金箔・銀箔を貼り付けます♪
ここがポイント!
金箔・銀箔を細かく割るため、予熱炉でしっかり溶着させます。
しっかり溶着する前に空気を入れると、いびつな形で割れてしまいます・・・
しっかり貼り付いたら、少しずつ空気を入れていきます。
全体的に細かく割れ目(細いライン)が入ったらOK!
次は、ぐるっと一周 細かい泡を入れていきます。
どうするかというと・・・「重曹」を使います!
泡を入れたいところに、重曹を付けていきます。
重曹を溶着させたら、その上から透明のガラスを巻き付けます。
そうすると、重曹が発泡し細かい泡が入ります!
形を整え、切り離しやすいよう 吹き竿との境目を細くしておきます。
サイズを測りながら空気を入れていきます。
今回の花器の特徴でもある”窪み”を付けていきます。
使うのは、ペンチのような道具の柄の部分!笑
底を平らに整え、少し空気を入れます。
というところで、今回は終了です!
次回は、今回の製作ポイントや口部分の加工をご紹介しますので、お楽しみに♪