よくある質問
薩摩切子に関する質問
Q:江戸切子と薩摩切子の違いは何ですか?
A:薩摩切子は、色調の淡い色ガラスを厚く被せています。 そのため、カットした際、色から透明に移る”ぼかし”と呼ばれるグラデーションが出るのが特徴になります。
現在では、薩摩黒切子のようにぼかしの出にくい色、古式色のようにガラス自体に淡いあめ色を付けた色被せではない作品など、カット文様やデザインを工夫しながら新しい薩摩切子も製作しています。
「江戸切子」は江戸切子協同組合の登録商標のため、以下の条件があります。
1. ガラスである
2. 手作業
3. 主に回転道具を使用する
4. 指定された区域(※江東区を中心とした関東一円)で生産されている
※区域の指定は、江戸切子協同組合に帰属します。
(江戸切子協同組合ホームページより)
詳しくは、江戸切子協同組合のホームページにてご確認ください。
Q:薩摩切子はなぜ高いのですか?
A:クリスタルガラスというガラスの中でも最高級とされているガラス原料を使用し、 ガラス生地から一貫製造しているためです。また、磨きの作業にも時間を掛けて仕上げています。
Q:薩摩切子を注文する場合、納期はどのくらいかかるのですか?
A:在庫状況により異なりますが、注文いただいてから製作する場合は2~3ヶ月時間をもらっております。
Q:普段使用する際の手入れはどのようにすれば良いですか?
A:使用後は中性洗剤を使用しやわらかいスポンジで手洗いし、水気をしっかり拭き取ってください。 (自然乾燥させますと水垢の原因になります。) また、耐熱ではないため、熱湯を入れると破損してしまうのでご注意ください。
Q:デザインは誰が考えているのですか?
A:当社の職人がお客様の声などを参考に試行錯誤しながらデザインしています。
Q:薩摩切子を製造している会社や工房は他にも複数あるようですが、どう違うのですか?
A:カットデザインなどの違いもありますが、弊社は色ガラスの開発にも力を入れております。同じ色でも工房によって違いがありますので、見比べていただきお好みを探すことも薩摩切子の楽しみだと思います。
Q:もし薩摩切子が欠けたり、割れてしまった場合はどうしたら良いのでしょうか?
A:当社で製造した薩摩切子であれば、修理を承っておりますので、お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。 また、修理の事例につきましては”修理について”のページよりご確認ください。
ガラスに関する質問
Q:ガラスが入っている窯は何度あるのですか?
A:約1,200℃あります。
Q:ガラスの色はどうやってつけているのですか?
A:ガラスの原料に金属や鉱物、薬品を混ぜて溶かすと色のついたガラスができます。 その色のついたガラスを使い、作品に色をつけております。
Q:ガラスの原料は日本でとれるのですか?
A:珪砂やソーダ灰など複数の素材を混ぜ合わせたものがガラスの原料となります。 素材により日本でとれるもの、海外でとれるものがあります。
Q:「切子」とは何ですか?
A:ガラスを削って模様を入れているものを切子といいます。 ガラスの素材や厚み、カットの技法や作られている場所により、さまざまな切子があります。
Q:「宙吹き(ちゅうぶき)」とは何ですか?
A:溶けたガラスを吹き竿(鉄のパイプ)の先に巻き取り、型を使わずガラスの形を整える技法のことです。 当社では、グラスや干支、雛人形、兜などの宙吹き作品も製造・販売しております。
その他
Q:店内にある商品はすべて手作りしているのですか?
A:当社で手作りしているものと、仕入れているものがあります。 薩摩切子と干支や雛人形、兜等の宙吹き作品は当社で手作りしていますが、雑貨やアクセサリー等は仕入れているものになります。 詳しくは売り場のスタッフにご確認ください。
Q:記念品や贈り物等で、自分オリジナルの薩摩切子やガラス作品を作っていただくことはできるのですか?
A:当社では、薩摩切子や宙吹き作品の特注も承っております。
ガラスの生地から製作しているため、色や形などイメージを伝えていただければお客様のご要望にお応えできるよう職人・スタッフが対応致しますので、お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。